30代女性の薄毛の原因とその対策を徹底解明いたします
30代は女性が様々なことを経験していく時期です。特に20代後半から30代にかけては結婚や出産、育児を経験する女性も増え、一方では仕事で活躍する方も様々なストレスにさらされることの多くなる年齢でもあります。
しかしそれだけではなく、身体の中でも変化が起こっていることはご存知でしたか?
人間の身体の中には男女の性別の区別なく、男性ホルモンと女性ホルモンが存在しています。普段はこの二つのホルモンがうまくバランスを取っているのですが、30代で女性の体内に存在する女性ホルモンは減少し始めるんです。
このような変化が内からも外からも訪れる30代もまた、髪の健康には十分に気をつけなければなりません。油断をしていると将来、髪のハリやコシが全然感じられなくなってしまうかもしれませんよ。
人間には男女関係なく、男性ホルモンと女性ホルモンが体内に存在している、と先ほど書きましたよね。このうち、発毛に関係があるのが男性ホルモン「アンドロゲン」と女性ホルモン「エストロゲン」です。
それぞれのホルモンの量は男性か女性かによって異なっているのですが、女性ホルモンのエストロゲンは「女性らしさ」のもととなっています。「女性らしさ」だけだとざっくりした言い方ですが、例えば女性らしい身体つき、子宮の発達、などはエストロゲンの働きで、これによって男性の身体との差別化が起こっているともいえます。そしてこのエストロゲン、毛髪に関しては毛の成長を持続させる作用があります。
これによって成長した毛髪が薄くなったり、抜け落ちたりすることを防いでいるのですが、先ほども触れたように女性は30代中頃を境に自然と女性ホルモンが減少していきます。そのため、エストロゲンの減少が原因となって30代に入ると薄毛を気にする女性が増え始めるんです。
女性ホルモンの量に大きな変化が表れる時期として、更年期と並んで代表的なものが妊娠や出産です。先ほども書いた通り、エストロゲンには子宮の発達を促す力があり、着床後も分泌され続けます。つまり、妊娠中は普段よりはるかに多いエストロゲンが分泌されているんです。
ですが出産後は妊娠中大量に分泌されていたエストロゲンが急激に元の量に戻るため、ずっと成長が維持されていた毛髪が一気に抜け落ちるのです。
ただしこれはエストロゲンの量が急激に変化するためなので、2~5ヶ月ほどでおさまり、出産後1年もすれば髪は元の状態に戻るといわれています。なので、もし出産直後に大量の抜け毛があっても心配はいりません。
30代は女性の人生における大きなイベントが一度にどっと押し寄せる時期でもあります。結婚や妊娠、出産、子育てなど、それまで経験したことのないことを次々と経験し、時にたくさんのストレスも降りかかります。
こうしたストレスによってホルモンバランスが乱れることはご存知の方も多いでしょう。ホルモンバランスは非常にデリケートなものなので、自分では意識していなくても月経不順や生理痛、生理前にイライラするPMS(月経前症候群)などが見られれば、それはホルモンバランスの乱れといえます。
ほかにもストレスが引き起こす身体の中の変化は非常に多く、負担もかかります。特に毛髪は身体の中では栄養を与える優先順位が低いため、少しのストレスでも薄毛につながる可能性は捨て切れません。
このような30代の薄毛を防止、改善していくためには、女性ホルモンであるエストロゲンを補うことができるシャンプーや育毛サプリを選ぶようにしましょう。また、睡眠不足や運動不足も引き金となるので、ストレスを溜め込まないようにするためにも睡眠不足を解消するなどの根本的な対策を取ることが有効です。